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第2回 SSの使い方-その他・特殊系SS-
2007年 02月 13日 |
○その他・特殊系SS

今まであげてきたSSに分類されない中で使われているSSをあげながら、それぞれ説明していこうと思います。

・SP増加系
魔術の使い手戦闘用魔法少女【補給型】泉の騎士『エルネート』魂の守護者『フィミーリア』光精霊の神官剣士太陽王国の飛行兵団
SPを増やすことができるSSは各種色々なものがあります。一番オーソドックスなのはSPを2増やすタイプでしょう。これは序盤の展開を楽にしてくれるため中型などの1枚目にいいかもしれません。
また泉の騎士『エルネート』魂の守護者『フィミーリア』は相手も共に増えるため少し使いづらい印象がありますが魂の守護者『フィミーリア』は発動時の自分のSPを調整しておくことで最高SP5の効果を得られます。
そして少し特異なのが太陽王国の飛行兵団のSSです。これはセメタリー数に依存するため終盤セメタリーに10枚以上たまっている状況であれば10以上のSPを得ることができます。ここからリビングデッド持ちユニットにつないだり、制圧力のある大型ユニットを展開するという戦術があります。ただ生半可なユニットでは相手もSPが増えるため勝ちきれないこともあるので注意が必要です。
また相手のSPも増える系統のSSを使う場合には次でも触れる幼き少女の霊-EXのSSを次に入れておくのもいいでしょう。


・SP減少系
幼き少女の霊-EX闇精霊の魔剣士
相手のSPを減少させる系統のSSです。この系統にはダメージ系でも触れた争いの火種『インサイド』SSという選択肢もあるでしょう。
幼き少女の霊-EXは小型ファイルで大型の待ち型ファイルに対したときに効果的です。第1回でも触れたようにSPは行動の源であり、特に大型ファイルにとってSPが1になると行動が取れなくなります。また前述の相手もSPが増えるタイプのSSを使う場合直後に入れておくのもいいでしょう。
それに対して闇精霊の魔剣士のSSはLP2で削るSPも相手のユニットと自分のユニットの差分という大型向きのSSです。大型が序盤展開せずにSPを貯める時間を稼ぎたいときなどに相手の行動を阻害するのに適しています。


・ファイル破壊系
大海の人魚魔術師人魚族の戦闘兵-EX女性猛者-EX
相手のファイルからカードをセメタリーに送るSSです。
大海の人魚魔術師は相手ファイルからランダム2枚なのでこれ1枚入れておいてもランダム性が高く使い勝手は厳しいでしょう。他に炎の巨石兵戦いを決めた妖精などを併用したファイル破壊に特化したファイルであればおもしろいと思います。

そして人魚族の戦闘兵-EXですが、これはかなり効果が違います。相手の白のカードを3枚、つまり白以外のファイルであれば入っている白のカードといえばSP供給源である光の精霊あふれ出す魂がほとんどです。これをセメタリーに送ることによってそれらのバッティングをなくし展開をしやすくしたり、相手の展開を阻害することができます。これは大型でも小型でもどちらに対してもそれなりに働きます。特に大型に対してあふれ出す魂を落とすことができればかなり効果的でしょう。相手が白ファイルであるとSP供給阻害の目的は果たせませんが3枚セメタリーに送ることができるのでそれはそれで使えないことはなく外れになりにくいSSのひとつです。

女性猛者-EX人魚族の戦闘兵-EXの青対象バージョンです。青のカードで青以外のファイルで入っているカードといえば風の精霊水の精霊、そして大突風が考えられます。それらのカードはほとんど返却SS関連のカードです。これで相手のファイルから送られたカードによって相手のSS構成を予想したり、大突風を落とすことで確実に返却SSを当てることを狙ったりと少々トリッキーなSSと言えるかもしれません。

人魚族の戦闘兵-EX女性猛者-EX共に言えることですが使われてしまったカードは落とせないので1枚目に入れてできるだけ早めに使うことができる構成にしておいたほうがいいでしょう。状況によっては自分から発動もできる構成だとなおよいと思います。
ちなみに他の色のカードを落とす効果のSSもありますが、青と白に比べあまり汎用性が高いとは言えず通常使用するには厳しいでしょう。


・ファイル回収系
森の子『アティラ』追いかける翼『ヴォルフィード』海賊王『ダヴリッド』
セメタリーからカードをファイルに戻す効果を持つSSです。
ファイルにセメタリーからカードを戻すことでユニットは復活回数が1回増えたり、直接セメタリーに落ちたカードを回収できたりという効果を得られます。ただし色限定のユニット3枚であったり相手側も含めて全回収であったりとそのままでは使いにくくなっています。

色限定の回収のほうは主力ユニットの種類を減らすことによってうまく狙ったカードを回収できるでしょう。
そして海賊王『ダヴリッド』使者『ブルーリジット』などの全回収する効果は相手に回収されても痛くない状況ならいいということです。例えば墓地に群がる空腹者のSSや竜皇帝『リティル』のASで相手側のユニットを消してしまってから全回収をすれば自分だけユニットが回収できます。他には青の水の魔術師『ミスティア』を中心に据えた返却ファイルの場合、ほとんどのユニットをクローズさせずにファイルに戻すことを前提にしているので相手セメタリーからカードが戻ってもあまり問題にならないという使い方もあります。


・ユニット復活系
太陽の従者『サフィリア』大竜帝『リティル』赤竜の神官『コレット』知慧の代償『リズ』
クローズしているユニットをカードを消費せずに復活させることができる効果のSSです。うまく発動させれば復活回数を1回多くできます。クローズ状態でイクサーアタックされた場合、発動によって復活し殴り返すことができます。

太陽の従者『サフィリア』のSSは復活させることができるのですがLP1で単体ユニットを復活できるという効果では普通に使うには少し弱いといわざるを得ません。
大竜帝『リティル』の場合、全てのクローズユニットが復活するのが難点ですが実際使ってみると相手のユニットが復活する機会というのは意外と少ないです。イクサーアタックを通される場合は押されているでしょうから相手ユニットがクローズしている可能性は低く、リムーブで発動する場合は復活できるユニットは復活してくる可能性が高いため全て対象に取っているわりには不利に働くことはそう多くはないでしょう。ただ復活系のポイントとしてユニットが並んでいないと効果を発揮できないため、ユニットを並べることに重点を置くといいでしょう。
赤竜の神官『コレット』の場合は条件としてネームドユニット限定になっていますが、自軍だけでありかつLP2である点が大きなメリットです。ネームドユニットでファイル構成を固められる場合は一考に価するSSであると言えます。
知慧の代償『リズ』SSは復活条件にレベル3以下が付いた代わりにLP2でありさらにかなりの強化をしてくれます。復活系の中でも読まれにくい部類に入るため小型ファイルであればLP2SSの選択肢に考えてみるとおもしろいと思います。範囲攻撃もちユニットを復活させることができればさらに強化が生きてくることでしょう。

・その他
人魚族隊長『バルゼルダ』魂削りの女剣士
それぞれ全く効果の違うSSですが上記の分類に入らない2つをここでまとめています。
人魚族隊長『バルゼルダ』のSSはLP2で効果は全体アクション終了。一見なんの意味もないように見えますが大きな効果を持ったSSです。
相手から連続イクサーアタックがされているときに全体アクション終了することによってそこで止めてしまったり、ユニットをリムーブして出し直した際にそのターンの相手の行動を止めたり、リムーブして発動から相手の返却SSをかわしたりとうまく使えば見た目より非常に効果の大きいSSとなります。

そして魂削りの女剣士のSSは自分の場のユニットをセメタリーに送ることを代償として相手のLPを1削ります。これは相手のLPが低ければ低いほど有効で、相手の返却SSなどのSSを空打ちさせることもできます。ただデメリットとして自分の場のユニットをセメタリーに送らなければならないのでユニットをまともに展開することができません。そのデメリットを背負って展開が遅れてもそこから取り戻すことができる竜皇帝『アルィンド』などの入った赤大型ファイルなどでよく使われます。
また、最近ではあまり見られなくなりましたが序盤に小型ユニットを大量展開し、なんとかLPを削って後ろに置いておいた魂削りの女剣士SSで最後のLPを削りきる、というファイルタイプもあります。その場合小型ユニットの性能が高くグリモアにおいてもユニットをクローズさせLPを削りやすい黒が使われることが多いです。